石油|価格
WTI原油先物チャート

【WTI原油先物10年チャート 引用:SBI証券】
・WTI原油先物で、1バレル98.09ドル(2026年03月20日現在)。
・2000年代前半から、中華人民共和国やインドといった新興国の経済成長に伴い石油製品の需要が増加し、価格が一時高騰した。
・2010年以後、アメリカのカナダ重質原油輸入量が増えたためWTI価格が低く抑えられるようになった。
・2020年、新型コロナウイルス感染症の流行が各国に拡大、極端な経済活動、人的移動が減退が生じた。同年1月の50ドル/バレル近辺から同年3月には20ドル/バレル近辺へと下落した。

・2026年2月28日、アメリカによるイラン軍事作戦開始。イランの最高指導者アリ・ハメネイ師が殺害された。石油輸送の要衝であるホルムズ海峡について、イランが封鎖を宣言した。一時、価格が100ドルを超えた。
WTI原油先物とは
・WTIは、ウェスト・テキサス・インターミディエイト(West Texas Intermediate)。
・WTI先物は、ニューヨーク・マーカンタイル取引所で取引が行われている。
・ニューヨーク原油先物、NY原油先物ともいう。
・世界の原油価格の中で最も有力な指標。実際のWTIの産出量は一日あたり100万バレル未満のところ、WTI先物の一日あたり取引量は1億バレルを超えている。したがって、大きな価格変動が起きると、世界経済に直接、大きな影響を及ぼす。
・1バレルは、158.987295 リットルで、語源は「樽」。
北海原油とは

・北海原油とは、WTI原油と並んで、商品市場で主要な位置を占める原油銘柄のひとつ。主にイギリスの北海にあるブレント油田から採鉱される、硫黄分の少ない軽質油。WTIほどではないが良質である。
・ブレント原油(Brent Crude)ともいう。
・2020年4月、アメリカ国内の陸上貯蔵施設が不足する懸念のため、WTIが極端に下落した。このとき、北海ブレントは海上油田の特性から過剰生産分をタンカーに積めるなどの事情のため、下落幅が少なかった。
石油と戦争

【引用:世界銀行、みずほリサーチ&テクノロジーズ】
・天井の原油価格は、湾岸戦争2か月前の約2.3倍、ウクライナ戦争
石油(Petroleum)とは

【石油精製 引用:石油化学工業協会】
・石油(Petroleum)とは、炭化水素を主成分として、ほかに少量の硫黄・酸素・窒素などさまざまな物質を含む液状の油で、鉱物資源の一種。地下の油田から採掘後、ガス、水分、異物などを大まかに除去した精製前のものを特に原油と呼ぶ。
・石油の成分のほとんどは炭化水素で、色々な炭化水素の混合物から構成されている。硫黄化合物、窒素化合物、金属類も含まれている。工業的に有用な石油製品を作るためには、分留によって成分を分ける。精製することにより、天然ガス、ナフサ(ガソリン)、灯油、軽油、重油、潤滑油、アスファルトなどが製品として得られる。
・石油は、「産業の血液」とも呼ばれる。あらゆる産業に関係するためその価格の上昇や下落は世界経済に大きく影響する。中近東やロシアなどが石油産出国であり、政治的に不安定な地域が多く石油の安定供給が議論されることもある。【引用:株探】
石油|関連団体
7大メジャーズとは

・国際石油資本または石油メジャーは、資本力と政治力で石油の探鉱(採掘)・生産・輸送・精製・販売までの全段階を垂直統合で行い、シェアの大部分を寡占する石油系巨大企業複合体の総称。石油メジャーのうち、第二次世界大戦後から1970年代まで、石油の生産をほぼ独占状態に置いた7社は セブン・シスターズ(Seven Sisters)と呼ばれてきた。
1 スタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー(後のエクソン、その後1999年にモービルと合併しエクソンモービル)
2 ロイヤル・ダッチ・シェル(オランダ60%、英国40% 、後のシェル)
3 アングロペルシャ石油会社(後のBP、ブリティッシュ・ペトローリアム)
4 スタンダード・オイル・オブ・ニューヨーク(後のモービル、その後1999年にエクソンと合併してエクソンモービル)
5 スタンダード・オイル・オブ・カリフォルニア(後のシェブロン)
6 ガルフ石油(後のシェブロン、一部はBP)
7 テキサコ(後のシェブロン)
日本の石油関連団体
・経済産業省資源エネルギー庁
石油、電力、ガスなどのエネルギーの安定供給政策や省エネルギー・新エネルギー(原子力、太陽光、風力、スマートコミュニティ等)政策を所管する日本の経済産業省の外局。
・一般社団法人 全国石油協会
石油製品に関する経済的・技術的調査研究、品質保全対策及び環境安全対策を目的とした団体
・全国石油業共済協同組合連合会
約15,000社ある石油販売業者の経済的・社会的地位の向上と地域社会における石油製品の安定供給を目的とした団体
日本の石油会社
日本の有力石油会社|上流事業(探鉱、開発、生産)
日本の有力石油会社|下流事業(元売り)
・出光興産
・太陽石油
石油の投資商品
ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)
【1671】WTI原油価格連動型上場投信
・WTI原油価格連動型上場投信
・WTI原油先物の直近限月の清算値を円換算で表示した価格を対象指数とし、対象指数に連動する投資成果を目指す上場投資信託。
【2038】NEXT NOTES ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN
・NEXT NOTES ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN
・ETNは、「Exchange Traded Note」の略で、「上場投資証券」または「指標連動証券」。
・他の債務証券のように、ETN は満期日がある。
・特定の指標に連動する金融商品。
・通常の株式と同じように金融商品取引所でリアルタイムに売買できる。
・日経・JPX原油レバレッジ指数は、日々の騰落率が日経・JPX原油指数の日々の騰落率の2倍として計算された指数です。指数値が前日の値の10%未満にならないよう、一定の制限がある。
・野村証券で管理費用が年率0.8%。
原油関連株
石油
・石油業種は、直接の影響が大きい。
・INPEX
・石油資源開発
・ENEOS
・出光興産
化学
・化学業種は、石油化学製品など中間財の影響が大きい。原油から精製されるナフサから、エチレン、プロピレン、ベンゼン等の化学誘導品が製造される。さらに、プラスチック、ゴム、化学繊維、洗剤が製造される。原料不足のため減産や製造停止が行われる場合、株価が下がる。
・化学肥料は、鉱物や窒素ガスなどを化学的に合成して作るため、原油や天然ガスなどと密接な関係がある。農産物の生産量に影響が大きい。
・三菱ケミカルグループ
・富士フイルムホールディングス
・旭化成
・住友化学
・信越化学工業
・関西ペイント
鉄鋼
・鉄鋼は石油や石炭製品を中間投入として多く用いるため、株価が下がる。
・日本製鉄
・JFEホールディングス
・神戸製鋼所
・大同特殊鋼
・東京製鐵
食品株や公益株(ディフェンシブ銘柄)
・景気悪化に伴い、食品株や公益株(ディフェンシブ銘柄)が買われる場合がある。
・原油価格上昇で国内のインフレが再燃する場合、あまりディフェンシブ銘柄が買われることはない。
・日清食品ホールディングス
・ショーボンドホールディングス…コンクリート補修業で首位。橋梁、高速道路、トンネルなどで実績。
・アメリカによるイラン軍事作戦時、原油やインフレの影響を受けにくい情報通信株のNTTだけは株価が上昇した。
・NTT
商社株
・三菱商事や三井物産は、主要産油国での油田開発プロジェクトに注力することで、資源ポートフォリオを強化。
・総合商社各社は、急変するエネルギー市場や脱炭素社会への移行を見据えた長期的な経営ビジョンを策定しており、資源ビジネスのリスク分散を図るポートフォリオ戦略を取っている。
・三菱商事
・三井物産
・住友商事
・伊藤忠商事…資源ビジネスに対する依存度が低いため、原油安でも利益上昇の実績有り。
・丸紅
商品先物
・商品先物取引とは「将来の一定の期日に商品を受渡することを約束して、その価格を現時点で決める取引」です。約束した「将来の一定時期」が到来する前に、反対売買(買い手は転売、売り手は買い戻し)をして取引できる。商品先物取引は国内外の商品先物市場で行われている。米国ではシカゴ市場(CME)が、国内では大阪取引所がメインのマーケットとなる。
・取引の単位は『枚(まい)』といい、『金(ゴールド)』では一番小さな取引の単位である1枚で、総額は760万円くらい(2022年4月現在)の取引です。『相場表』の値段を1,000倍すれば、その時の総額がわかる。
・コモディティ(商品先物) | マーケット情報 – 楽天証券
・はじめての原油先物取引 | 北辰物産株式会社
CFD(差金決済取引)
・CFDとは、Contract for Differenceの頭文字をとったもので、「差金決済取引」のことを指す。
・差額だけのやり取りが発生する取引で、現物での受け渡しを行わずに、反対売買によって出た金額の差で決済する取引。
・FX取引も広い意味でCFD取引に含まれている。
・株価指数(例:日本225、米国ダウ30、米国NAS100)や商品(例:金、原油)、為替(例:ドル円)、株式など、幅広い資産に投資できる。
・WTI原油|WTI原油先物/NYMEX|米ドル
・北海原油|北海ブレント原油先物/ICE|米ドル
・ヒーティングオイル(原油の中間産品の混合油で、軽油やA重油の比重が大きいもの)|ヒーティングオイル先物/NYMEX|米ドル
・ガソリン|ガソリン先物/NYMEX|米ドル
・天然ガス|天然ガス先物/NYMEX|米ドル
【引用:楽天証券】
石油の投資|書籍
新しい石油の地政学
■米国、ロシア、サウジアラビアの三大産油国の動向とともに、近年の脱炭素化政策の功罪、ウクライナ戦争の影響などを解説することで、今後のエネルギー産業の将来を展望する。
世界資源エネルギー入門: 主要国の基本戦略と未来地図
■激動する世界の資源エネルギーを俯瞰する「絶好の入門書」
■世界を翻弄する資源大国ロシア、脱ロシアに急ぐ欧州、シェール革命のアメリカ、中国のエネルギー戦略、地球温暖化・再エネ対応……。
ナフサと石油化学マーケットの読み方
■石油化学品を取り扱うビジネスマンのための入門書
■ナフサ相場の基礎と仕組み、マーケットとの付き合い方をクローズアップ
■石油化学製品の最も川上である原油・ナフサ市況は、化学企業にとり、仕入れから製品製造、販売価格に至るまでそのコスト面で経営に大きく影響が出る。
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【2026年3月22日現在。引用:楽天証券。投資は自己責任で。】









