投資格言を重要視する理由
・投資格言は、昔から知られており、投資家の動向に与える影響が大きい。
・投資格言は、過去の経験から学んだ教訓であり、人間心理の観点からそのような動きが多い。
投資格言、耳より情報 あ行
アタマとシッポはくれてやれ
・最高値で売ろうとか最安値で買おうと思うな。
・同様の意味で、「天井を売らず 底を買わず」。
当たり屋につけ
・第三者があれこれ思い迷うよりは、いっそ“当たり屋”と同じ売買をした方がよい。
・正反対の表現で、「曲がり屋に向かえ」。曲がり屋とは、当り屋の反対。
行き過ぎもまた相場
・勢いがついているものは、結局、行きつくところまで行かなければおさまりがつかない。それも相場のうちである。
一時的な企業利益は、昼過ぎに下がる
・一時的な企業利益は、直後に上がり、昼過ぎによく吟味されて下がる。
インド成長→スズキ自動車売上アップ
・インド自動車市場のシェアは、スズキが圧倒的に持つ。
・インド成長→スズキ自動車売上アップ
・ただし、円高に弱い。
売り買いは3日待て
・材料が出たら、できるだけよく調べてから買っても決して遅くない。材料が本物であって、実際に株価が上がるなら、1日ぐらいの遅れは大勢に影響ない。
売るべし 買うべし 休むべし
・損得に関係なく、一つの売買が終わったら一歩退いて市場の環境や相場の動向、天下の形勢をゆっくり眺め回す余裕を持つ。
大相場には乗れ、常の相場には向かえ
・バブル相場のように、大相場の株価は何回も上下動を繰り返しながら右肩上がりに上がっていく。いずれ利喰えるので積極的に買いに出るべき。
・通常の相場は、高値でつかむと戻すまでに長い時間がかかるので、常に売るタイミングを意識する。
投資格言、耳より情報 か行
株価の里帰り
・値上がりしていった株価も、下げ始め、元の出発点まで戻ってくるという株価の習性がある。ある程度長期間にわたって見なければ当てはまらない。
・その反対に、ある高値から反落した株価が、いつかまたその水準に戻ってくる意味もある。
・長期投資に徹すれば、株式投資は損をしない。
株を選ぶ前に時を選べ
・投資対象の選択が重要でないというわけではない。それよりも投資の時期を選ぶことの方がはるかに大切である。
・オフシーズンを狙った「麦ワラ帽は冬買え」という格言もある。
・天災などの突発事件に見舞われたとき、その株は売り込まれが、企業基盤がしっかりしていれば、短時日のうちに復旧する。そこで「天災は買い向かえ」という格言もある。
閑散に売りなし
・相場が大きな動きを繰り返した後、上にも下にも行かずに無風状態になることを、保合(もちあ)いという。
・長い保合い期間を我慢していた投資家が一斉に買って出る。売り込んだ人も買い戻すということで、思わぬ上昇相場を現出させる。そういう状況でうっかり売り込む愚を避けるべき。
・相場二、三力月も持合う(保合う)ときは、十人が八、九人まで売り方に向くものなり。その後、きわめて上がるものなり。ただし、のぼりつめ百俵(百両につき百俵)上げくらいにて持合う米は、下げ相場と心得べし。(宗久翁秘録)
・関連記事:投資|関連書籍 相場の神様本間宗久翁秘録、敗者のゲーム他
逆日歩に売りなし
・信用取引について、買い方は買い方金利を支払い、売り方は売り方金利を受け取る。売り方の建て玉が買い方のそれを上回ると、売り方は買い方に日歩を支払う逆日歩(ぎゃくひぶ)が発生する。売りに対して買いが少なくなればなるほど、逆日歩は大きくなる。売り方はたまらず高値を承知で買い戻す(これを踏むという)ことになる。この買い戻しによって株価はさらに高くなる踏み上げ相場となる。少長期的には、踏み上げ相場となるため、逆日歩に売りなし。
・逆の格言は、「逆日歩に買いなし」。
逆日歩に買いなし
・信用取引について、買い方は買い方金利を支払い、売り方は売り方金利を受け取る。売り方の建て玉が買い方のそれを上回ると、売り方は買い方に日歩を支払う逆日歩(ぎゃくひぶ)が発生する。売りに対して買いが少なくなればなるほど、逆日歩は大きくなる。売り方はたまらず高値を承知で買い戻す(これを踏むという)ことになる。この買い戻しによって株価はさらに高くなる踏み上げ相場となる。長期的には、相場本来の流れにさからう動きであるため、反動が必至になるため、逆日歩に買いなし。
・逆の格言は、「逆日歩に売りなし」。
業界は3団体しか生き残れない
・業界は3団体しか生き残れない。
・3番手が、1番手と2番手の残りの市場を押さえてしまう。
・業界4番手以降は、シェアが少ないため儲けが少ない。
強制決済狙い|暴落で追証発生後、2営業日後に暴落
・暴落で追証発生後、2営業日後に追証が手当できないと、暴落後の2営業日後に追証が手当できないと強制決済されて、さらに暴落する。
・信用買い溜っている→徐々に下がる→大暴落→追証が手当できない→2営業日後に暴落
靴磨きの少年が株の話を語り始めたら、大暴落が近い
・普段は株式投資をしないような一般大衆である靴磨きの少年が、株の儲け話を語り始めたら、相場が過熱しきっているサインであり、大暴落が近い。
決算翌日は売るチャンス
・決算翌日で出来高多いので、株価が動かないので売るチャンス。
原油高→ドル高
・原油高→ドル決済するのでドルが必要→ドル高。
小回り三月、大回り三年
・短期は3力月、長期は3年間を周期として考えるべき。景気の循環と株価の波動が、ほぼそのサイクルを描く経験則が根拠である。
投資格言、耳より情報 さ行
先物主導で上がるなら現物も上がる
・先物主導で上昇→現物と乖離があるので先物を売る→現物は徐々に上がるので買っていく。
三空叩き込み買いに向かえ
・買い方の投げ、売り方の追撃売り崩しによって下値を叩き込まれたところが大底を入れる。四本の陰線で三空(窓)を形成するという意味ではなく、むしろ途中で揉み合いがあり、何十本かの線で三空(窓)を形成する。
三空踏み上げ売りに向かえ
・空目(1つ目の窓)は新規の強力買い勢力の出現、二空目(2つ目の窓)は売り方の撤退と買い方の買い乗せ、そして、三空目(3つ目の窓)は売り方の踏み(損を承知で買い戻すこと)と遅ればせながらの買い方の成行買いとなれば、ここで大天井を打つ。
・残るは買い方だけで、買い方同士のつぶし合いの場となるため、逆に売り向かった方が良い。
三割高下に向かえ
・「3割」は、上げにしても下げにしても一つの転機になる。3割上がったところは売り、3割下がったところは買いのサインと見る。
四季報で上方修正織り込み済みは上がらない
・四季報で上方修正織り込み済みは上がらない。
・既に材料が広く認識されて、決算が出て確定した場合、確定売りにより下げることもある。
事件会社の株は敬遠すべし
・企業が社会的な事件を起こすと、その企業は社会から批判の的とされ、先行きが不透明なことから投資は避けるべき。
新紙幣発行で上がる銘柄
・日本金銭機械<6418>:世界の140を超える国や地域の貨幣に対応している貨幣鑑別・識別アルゴリズムが強み。ATM、券売機、精算機、自動販売機、納金機、各種キオスク端末機などを対象に、紙幣識別機ユニットを主力製品として事業を展開する。
・グローリー<6457>:オープン出納システムや窓口用紙幣・硬貨入出金機、スーパー向けの売上金入金機、駅のロッカーなどで高いシェアを誇る。日本に続き、米州・欧州・アジアなど、海外での事業展開も加速しており、海外売上高が約半分を占めているほか、世界各国3000種類以上の通貨を認識・識別している。
・マースグループホールディングス<6419>:パチンコ周辺機器を中心としたシステム機器を提供。スマートユニット(スマスロ・スマパチ対応)のほか、傘下のマースウインテックでは、Air紙幣搬送システム、各種貨幣関連機器(紙幣識別機・紙幣計数機他)、ICカードリーダライタ、電子錠などを手掛けている。
・三菱製紙<3864>:グループの非木材パルプメーカーである東邦特殊パルプにて、紙幣用紙原料として使用している。
・東洋インキSCホールディングス<4634>、凸版印刷<7911>:印刷インキ、塗布、成膜などの分野で、素材から加工品まで製品展開する技術を有する。
新値にはだまってつけ
・低迷を続けていた株は、上値に買いのシコリがなく、いったん上がり始めると上昇スピードが速い。上放れるにはそれなりの理由があるので素直に買ってみる。
相場は相場に聞け
・予想通りに相場が上昇すれば、買い増していけばいいが、思うように上がらなかったり下がるようなことがあったときは、自分の判断が誤りであることを素直に反省し、しばらく様子を見るか逆に売りに回る。素直に相場に従うべき。
損切りはすばやく
・買い値からどこで見切りをつけるべきか、早過ぎてもいけないし、遅過ぎてもいけない。熱くなった頭を冷やして、現在地を正しく把握する。自分の判断に誤りが見出せたら、思い切って売る。
投資格言、耳より情報 た行
高値おぼえ 安値おぼえ
・上げ相場で買いたいと思っており、少し下がって安いところで買えそうな気がしてくる。どうしても相場が下がって欲しい、いや下がるのだという希望的観測にとらわれて弱気になり、売りで入ってしまう。経験した値段を忘れ、昔の相場に入りびたり、相場の転換期についていけなくなる。
天災は買い向かえ
・天災などのような突発事件に見舞われたとき、その株はたいてい売り込まれる。だが、企業基盤がしっかりしていさえすれば、短時日のうちに復旧する。
天井三日、底百日
・相場の推移は、なだらかな山の稜線を描くように、ゆっくり上昇し、突如として急坂を一気に下り、再び次の上昇を始めるまで長い期間にわたって横ばいを続ける。日数で表現すると、天井三日、底百日。
投資格言、耳より情報 な行
二度に買うべし 二度に売るべし
・まず相場に打診をして、自分の判断の当否を確かめる。予想通りなら本格出動してもまだ十分に間に合う。石橋を叩いて渡るがごとき慎重さが、何よりも必要となる。
眠られぬ株は持つな
・相場に売りと買いのどちらかしかないと思うのは誤りで、休むことも大切な要素である
・気の落ちつかぬときの商いは、十度が十度ながら損なりと察すべし。(相庭高下伝)
年金が買うと遅い
・公的年金などの大口資金が買いに動く頃には、すでに上昇相場の後半に入りがちという経験則。
・公的年金や機関投資家は、長期、安定運用が目的で、急落時の「下支え」役になることが多いため、本格的に株を買い増す局面は、すでに株価がかなり上がった後になりやすい。
・年金が買いに来たら、もう高値圏かもしれない。
投資格言、耳より情報 は行
初押しは買い初戻りは売り
・押目待ちの気持ちには、最初買おうと思った値段にこだわる傾向がある。仮に押目があったにしても、小幅であるときには「もう少しで自分の考えていた値段まで下がる」と考え、せっかくの買いチャンスを逃がす場合が多い。
・本格的な上げ相場での初押しとか、長い上げ相場に転換期がきて下げ過程に入ったときの初戻りなどには、この格言が有効。
・反対の格言は、「押目待ちの押目なし」。相場の勢いが強いとき、望みどおりには下がってくれない「押目待ちの押目なし」となり、相当高くなってから買ったり、買いを諦めざるを得ないことになる。
早耳の早耳だおれ
・小手先を利かせて売ったり買ったりしては、目先の小幅な利益は上げ得ても大きな成果は期待できない。相場の上げ下げ両方を、うまく立ち回って手中に収めようとすれば、百発百中といかず、いつか必ずウラ目が出て、それまでの利益をすっかり吐き出す。
・相場の器用貧乏を戒めるもの。
引かれ玉は投げよ
・自分の判断が正しいと思っても、そのまま持続して株価が戻る保証はないし、仮に戻るにしても長くなるかもしれない。いったん見切っておいて捲土重来を期した方が、よほど気持ちの負担が少なくていいし、再出動のときサッパリとした気分で動ける。
人の行く裏に道あり花の山
・投資家は、とかく群集心理で動きがちである。それでは大きな成功は得られない。他人とは反対のことをやった方が、うまくいく場合が多い。
下手なナンピン怪我の元
・購入した株が値下がりした場合、その銘柄をさらに買い増すことで投資の平均コストを下げ、次の上昇時に利食いやすくする作戦のことをナンピンという。
・ナンピンは時期を間違えると投資資金が大きくなった分、損失が拡大し、失敗することが多い。購入した株が値下がりしたら、潔く失敗を認めて売り、次の作戦を練ることが大切。
投資格言、耳より情報 ま行
曲がり屋に向かえ
・曲がり屋は、失敗すればするほど意地になって無茶な商いをする人が多い。曲がり屋が買えば売り、売れば買うという具合いに反対売買をすれば利が得られるという理屈になる。
・実戦面でも、当たり屋につくよりも曲がり屋に向かう方が成功率は高い。
・正反対の表現で、「当り屋に向かえ」。当り屋とは、曲がり屋の反対。
見切り千両
・買った株が値下がりしたとき、迷い始める。株価が戻ることを期待してそのまま持ち続け、株価は下がり続け、安値で投げざるを得なくなる。少しくらいの損なら、さっさと売って大損が避けられるのなら、千金の価値がある。
虫の好かぬ株は買うな
・よく知らないという理由だけで「好きになれない」というのが人の常。知らないもの、不得手なもの、つまり虫の好かぬものは手を出さない方が無難。
・投資対象を選ぶのに、わざわざなじみのないものに目を向ける必要はない。仕事の関係とか、日常生活で愛用している商品を通じて、多少とも知識や親近感を持っている株式を選んだ方が間違いは少ない。
もうはまだなり まだはもうなり
・もう底だと思えるようなときは、まだ下値があるのではないかと一応考えてみなさい。反対に、まだ下がるのではないかと思うときは、もうこのへんが底かもしれない。
・微妙な相場の変化に対して、自分だけの独善的な判断を振り回すことが、いかに危険であるかということ。
保合い放れにつけ
・高値を付けた後で保合い状態に移る場合がある。局面打開の目的で買いが入るが、無理に買い上げた反動で急落しかねない。高値の後の保合いか、安値の後の保合いかを見きわめる必要がある。
投資格言、耳より情報 や行
休むも相場
・株式投資に売りと買いのどちらかしかないと思うのは誤りで、休むことも大切な要素である。
投資格言、耳より情報 ら行
両建て両損
・両建てとは、相場の上げ下げをうまくつかんで、2つながらに利益を上げようとすること。
・両建てする場合、高値で買い建てし安値で売り建てするのが多いため、両方とも損勘定になってしまう。
参考書籍
マンガ 相場の神様 本間宗久翁秘録―酒田罫線法の源流
■江戸時代中期、「出羽の天狗」と呼ばれた男がいた。山形の酒田からやって来て当時の二大米相場である大阪堂島・江戸蔵前を荒らした、本間宗久。
■上げても下げても百戦百勝。「今日も酒田のあいつが一人勝ち、大阪も江戸も商売上がったりだ」。そんな歌にまでなった強さの秘密は、テクニカル分析にあった。統計に基づいた彼の手法は、今なお研究され、実践でも用いられている。
■宗久の極意『本間宗久翁秘録』全157章に現代語訳をつけ、マンガで読み解く本書。
■世界で初めて ローソク足の罫線法を生み出した(と言われている)など。
マンガ 三猿金泉秘録 (Pan Rolling Library)
■江戸時代の大坂に幕府公認のひとつの市場が生まれた。大坂堂島米会所である。シカゴの商品先物市場よりも早く生まれたその市場は、現在の商品や先物市場に引けを取らないほど、システム化されていた。
■狂乱する相場は“見ず”、不安をあおる材料は“聞かず”、自らの見識を他者に“言わない”。相場高騰のなか、大勢が買いに向かうときにこそ、ひそかに売りの兆しを探る。人々が弱気になっているときこそ強気に挑む。つまり、陽の中には陰の影が、陰の中には陽の影が必ず生じるという陰陽の教えが本書原典の根底にある。
増補諸色 相庭高下伝 玉江漁隠 河内屋太助 享和1年 相場売買 米相場
■相庭高下伝(ソウバコウゲデン)は、江戸享和元年、玉江漁隠著。
商家秘録
■米を扱う大坂の商人のための米相場に對する心構へを説いた刊本を復元したもの。原本は外形が天地丈五寸、左右幅三寸六分の和綴ぢ刊本で、本文八十丁、目次などの前付け七丁、後表紙保護を兼ねた奧書丁、前表紙保護丁の合計八十九丁から成る。
■米相場に取り組む際の心構へや、相場の仕組みなどの知識のほか、相場に關する暦や占ひに就いての解説、さらには、市場で言はれている俗諺を紹介し、巻末には大坂の米市場での年中行事を紹介している。徳川時代の大坂は米相場では現代の株式相場や商品相場での各種賣買の仕組みの基本が開発され実行されていて、世界最先端の市場が成立していた。
引用記事
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【2026年9月24日現在。投資は自己責任で。】





