ブラックジャック：ブラックジャック全般

ブラックジャック

ブラックジャックとは

・トランプを使用し、カードの合計点数が21点を超えないように、プレイヤーがディーラーより高い点数を得ることを目指すゲーム。
・プレイヤーはディーラー（胴元）との間で勝負を行う。
・各プレイヤーは、21を超えないように手持ちのカードの点数の合計を21に近づけ、その点数がディーラーを上回ること。

 

ブラックジャック｜カードの点数

・カードの点数は、カード2～10ではその数字通り。
・絵札のK（キング）、Q（クイーン）、J（ジャック）は、10。
・A（エース）は、1と11のどちらか。

 

ブラックジャック｜カードの配り方

・各プレイヤーが、初めの賭け（ベット）をする。
・ディーラーは、カードを自分自身を含めた参加者全員に2枚ずつ配る。
・ディーラーの2枚のカードのうちの1枚は、表向き（アップカード）。
・もう1枚のカードは、伏せられている（ホールカード）。
・プレイヤーの行動が全て終わった時点ではじめてディーラーの2枚目のカードが表向きにされる。

・現在主流として、プレイヤーのカードは、フェイスアップで配られることが通例である。
・この時点で、プレイヤーが21（1枚は10、J、Q、Kのうちのどれかで、もう1枚はAという組み合わせの場合のみ可能）であれば「ナチュラル21」又は「ナチュラルブラックジャック」と呼ばれ、ディーラーが21でなかった場合には、ベットの2.5倍の払い出しを受ける。

 

ブラックジャック｜用語

ベット (Bet)

・お金を賭けること。

ディール(Deal)

・ベットを開始すること。

シュー(Shoe)

・未使用のカード（デッキ）を入れておくボックス

デッキ(Deck)

・トランプ1組
・シングルデッキ（５２枚のカード）、ダブルデッキ（１０４枚のカード）、６デッキ（３１２枚のカード）が主流。
・1デック、2デック、つまり52枚、104枚のカードの場合、残っているカードの山に「どのカードが何枚残っているか」が読みやすくなる。カードカウンティングしやすくなる。

ヒット (Hit)

・カードをもう1枚引く。
・プレイヤーは、21を超えなければ何回でもヒットすることができる。
・21を超えてしまうことをバスト（bust）と呼び、直ちにプレイヤーの負けとなる。その後、ディーラーがバストしても、引き分けではなく負け。
・プレイヤーが全員スタンドすると、ディーラーは自分のホールカードを開く。
◆動作：テーブルを叩く、あるいは自分に向かって手招きをする。

スタンド (Stand)/ステイ (Stay)

・カードを引かずにその時点の点数で勝負する。
◆動作：手のひらを下に向け水平に振る。

ブラックジャック（BlackJack）

・最初に配られた2枚のカードが「A」＋「T、J、Q、K」の組み合わせ。
・「ナチュラル」とも言う。
・配当率2.5倍。
・ディーラーがブラックジャックでも、賭け金を失うだけで、「Ａ」が多く残っていてブラックジャックの確率が高い場合、プレイヤーが有利。
・なお、配当率2.2倍のカジノが増えてきており、プレイヤーが不利。

バスト（Bust、Busted）

・カードの合計が「22」以上。つまりブタ。

プッシュ（push）

・ディーラーとプレイヤーが引き分けになること。

ディーラーの動作

・ディーラーは、自分の手が17以上になるまでカードを引かなければならず、17以上になったら、その後は追加のカードを引くことはできない。
・ディーラーが21を超えた場合には、スタンドしたプレイヤーは全員勝利。
・プレイヤーとディーラーが同じ点数の場合は、引き分け。
・Aと6の組み合わせの場合、ディーラーがヒットするかスタンドするかは、カジノによって異なっている。

アップカード（Up Card）

・ディーラーに配られた2枚のカードのうち、表向きのカード。

ダウンカード（Down Card）

・ディーラーに配られた2枚のカードのうち、見えていない方のカード。
・ルールによっては、ダウンカードがない場合もある。
・フェイスダウンカード(face-down card)、hole card(ホールカード)とも言う。
・以下の図で、ダイヤＡがアップカード、右隣の見えていない方のカードがダウンカード。

パワーカード（Power Card）

・Face valueのカードと、9と10。これらの数は、ディーラーがかなり有利。
・9-A: ディーラーがかなり有利。
・7-8: どちらにもチャンスがある。
・2-3: ディーラーは弱い。
・4-6: ディーラーはかなり弱い。

プレイヤーの不利な点

・2枚配られた時点でAを含まない12以上のときにもう1枚カードを引く場合、常にバストの可能性があるため、プレーヤー側が不利である。

スプリット (Split)　…　分割

・配られた2枚のカードが同じ数字の場合、初めのベットと同額のチップを追加することで、それを2つに分けてプレイすることができる。
・1枚ずつに分けたカードにそれぞれ1枚が追加で配られ、2つの手となる。
・10と数えられるカード (10,J,Q,K) は全てペアと見なすことができるカジノもある。
・ほとんどのカジノでは A のペアのスプリットでは、スプリットした後はそれぞれ1枚しか引くことができない。これは不利なため、危険。
・スプリット後にさらに同じ数字が配られた場合に、重ねてスプリットが可能なルールもある。
◆動作：初めのベットの横に同額をベッティングボックスの外に置き、二本の指をV字に広げる。

ダブルダウン (Double down)　…　掛け金を2倍

・プレイヤーは最初の2枚のカードを見てからベットを2倍にしてもう1枚だけカードを引くことができる。さらに追加して引くことはできない。
・多くのカジノでは最初の数がいくつでもダブルダウンすることができるが、カジノによってはカードの合計が11,10（又は11,10,9）の場合にのみダブルダウンできるルールを採用している所もある。
・また、スプリット後のダブルダウンが可能かどうかも、カジノごとに差異がある。
・なお、ディーラーがナチュラル21となっているかの確認をプレイヤーのアクションの後に行うカジノにおいては、結果的にディーラーがナチュラル21であった場合に、スプリットやダブルダウンによって賭け増したベット分をプレイヤーの負けとするか、無勝負として元返しとするかについてはカジノごとに細かなルールの相違がある。
◆動作：初めのベットの隣に同額を置き、人差し指で指差す。

サレンダー (Surrender)　…　降参

・プレイヤーの手が悪く、勝ち目がないと判断した場合に賭け金の半額を放棄してプレイを降りること。
・例えば、ディーラーがAでナチュラル21の可能性があり、プレイヤーが6でバストの確率が高い場合など。
・1度でもヒットをしてしまうと、サレンダーを選択することはできない。
・ナチュラル21をチェックする前にサレンダーが可能なルール（アーリーサレンダー）と、ナチュラル21ではない場合のみ可能なルール（レイトサレンダー）に大別される。
・サレンダーは採用していないカジノも多く、特にアーリーサレンダーを採用するルールは稀。
◆動作：人差し指をテーブルに置いて左から右に動かす。

インシュアランス (Insurance)/インシュランス　…　保険

・ディーラーの表向きのカードがAのときには、最初のベットの半額を追加することにより、保険（インシュアランス）をかけることができる。ディーラーがナチュラル21であった場合には保険として掛けた額の2倍の保険金が払い戻され、そうでない場合は保険の掛け金は没収される。
・例えばプレイヤーが最初に$10を賭けており、プレイヤーのカードは8と10、ディーラーの表向きのカードがAであったとする。
・ここでプレイヤーがインシュアランスを選択した場合、$5を保険の掛け金として追加する。
・逆にインシュアランスを選択しない場合には追加の掛け金は発生しない。
・全てのプレイヤーのインシュアランスの意思を確認した後、ディーラーはプレイヤーには見えないようにしてディーラーの裏向きのカードの数字を調べる。
・ディーラーの裏向きのカードが例えば10の場合にはナチュラル21となる。
・この時、裏向きだったカードは表向きにされ、プレイヤーの最初の掛け金である$10は没収されるが、インシュアランスの保険金として$10が払い戻され、保険の掛け金$5もプレイヤーに戻る。
・この場合、プレイヤーの損得は±0である。
・一方、ディーラーの裏向きのカードが例えば3であり、ナチュラル21ではなかった場合には保険の掛け金である$5は没収され、ディーラーの裏向きのカードは裏返されたままの状態で引き続き通常通りのプレイ（ホールドやヒットの選択）が行われる。
・このインシュアランスはプレイヤーにとって確率的には不利なオプションだが、多くのカジノでこのオプションは提示される。
・プレイヤーがナチュラル21の場合は、プレイヤーがインシュアランスを宣言すると同時に最初のベットと同額が配当される（イーブンマネー）。
・これは、インシュアランスが成功（掛け金に対して引き分けで0倍、保険料に対して2倍で合計して掛け金の1倍の配当）しても失敗（掛け金に対してナチュラルにより1.5倍の配当、保険料は没収で合計して掛け金の1倍の配当）してもトータルの配当は変わらないためである。
・ディーラーの表向きのカードが10、J、Q、Kのいずれかであればディーラーがナチュラル21である可能性はあるが、この場合にはインシュアランスは宣言できない。
◆動作：ディーラーのアップカードがエースだった場合、ディーラーがカードを横向きにして「insurance?」と聞きながら手を向かって右から左に開くような仕草をする。プレイヤーはディーラーの手が開いているわずかな間に、インシュランスを賭けるか、賭けないかを決める。

イーブンマネー　…　プレイヤーがブラックジャックの場合の保険

・プレイヤーの2枚のカードが既にブラックジャックを成立させているという状況。
・ブラックジャックが成立しているのにも関わらず、ディーラーもブラックジャックが成立していたら、『引き分け』になる。
・イーブンマネーを使った場合、ディーラーがブラックジャックを成立させていようが、プレイヤーに1倍の配当がくる。
・仮にディーラーのブラックジャックが成立していない場合、保険料が没収となるので、賭け金の50％の損失になる。しかし、プレイヤーのブラックジャックによって1.5倍の倍率になり、賭け金が2.0倍になる。
◆動作：ディーラーが「イーブンマネーを宣言するか？」と聞いて、プレイヤーが「イーブンマネー」と宣言すれば完了し、その時点で勝利が確定。

 

ブラックジャック｜説明サイト

・ラスベガスのカジノディーラーが教える　ブラックジャックのルールと遊び方

 

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ブラックジャック｜ベーシックストラテジー（ベーシック戦略）

・「ベーシックストラテジー」は、ディーラーのアップカードとプレイヤーのカード、全ての組み合わせを網羅して、最善の選択が一目でわかるように、まとめられている基本戦略。
・ハードハンド：「A」を除いたカードの組み合わせ
・ソフトハンド：「A」を含めたカードの組み合わせ
・スプリット：最初の2枚のカードが同じ数

【引用：カジノブック】

 

 

ブラックジャック｜カードカウンティング

カードカウンティングとは

・場に出た全てのカードを記憶することで、まだ場に出ていないカード（シューの中のカード）を予測すること。
・「10」「J」「Q」「K」の「10」の役割を持つカードがシューの中にどのくらい残っているかを把握することで、「10」を引いて「21」にすることができる有利な状況になる。

 

カウンティング｜ハイローシステム

ハイローシステムとは

・以下の３種類の数値に分けて計算し、合計を算出する。
・「10」「J」「Q」「K」「A」を『－１』
・「７」「８」「９」を『±０』
・「２」「３」「４」「５」「６」を『＋１』

ハイローシステムの評価

・「マイナス」になる場合…「10」を引く可能性が少なくなる。相手のバストを待つ。小さい数値のカードを沢山引くと、最後には「10」のカードでバストしやすいため、プレイヤー不利。
・「プラス」になる場合…「10」を引く可能性が高くなる。ヒットやダブルダウンをする。ディーラーが「10」のカードを引いてバストしやすいため、プレイヤー有利。

 

カウンティング｜ハイオプトツー（Hi-OPT Two ）

ハイオプトツー（Hi-OPT Two ）とは

・以下の３種類の数値に分けて計算し、合計を算出する。
・「10」「J」「Q」「K」のカードを『－２』
・「８」「９」「A」のカードを『±０』
・「２」「３」「６」「７」のカードを『＋１』
・「４」「５」のカードを『＋２』として計算

ハイオプトツー（Hi-OPT Two ）の評価

・上級者向け
・「マイナス」になる場合…「10」を引く可能性が少なくなる。相手のバストを待つ。小さい数値のカードを沢山引くと、最後には「10」のカードでバストしやすいため、プレイヤー不利。
・「プラス」になる場合…「10」を引く可能性が高くなる。ヒットやダブルダウンをする。ディーラーが「10」のカードを引いてバストしやすいため、プレイヤー有利。

 

カードカウンティングの禁止

・本場のカジノ施設では禁止されている。メモ帳などを使い記録を付ける行為は、見つかり次第、即退場もしくは出入り禁止。

 

 

ギャンブルのハウスエッジ（House Edge、控除率）

・「クラップス：ドント・パスに賭けた場合」は、2つのサイコロを投げて、
（１）7や11が出れば負け
（２）2や3が出れば勝ち
（３）12が出た場合は、引き分けでゲーム終了。

・「クラップス：パス・ラインに賭けた場合」は、2つのサイコロを投げて、
（１）7や11が出れば勝ち
（２）2や3や12が出れば負け。

・「キノ」は、1番から80番までの番号の中から任意の番号を1個以上20個以下の範囲で予め選んでおき、その後にゲームの主催者によってランダムに決定される20個の当選番号の中に、その番号がいくつ含まれているかで得喪を決定する、宝くじ。

※ブラックジャックのハウスエッジは、0.4～0.6％と少ない。

【引用：ジャパニーズカジノ|カジノゲームのハウスエッジ】

 

 

ギャンブルの必勝法

マーチンゲール法

・損失が出る可能性を極限まで減らした、「守備的マネーシステム」。
・ゲームをプレーし、勝てばその時点でマーチンゲール法成功。
・リセットして最初から始める。
・負けた場合、今度はベット額を倍にする。
・ゲームをプレーし、勝てばマーチンゲール成功、ベット額を最初に（1ドル）戻す。
・負けた場合、さらにベット額を倍にします（4ドル）。
・さらに負けたら前回の2倍の8ドルベット、勝てば1ドルに戻す。
・これを繰り返して、1回勝つまで勝負を行い、勝った段階でマーチンゲール法は成功。
・「勝率50%のゲームを何回も勝負し、1回でも勝てればプラス」という成功率が高めのマーチンゲール法。
・大変強固な防御力を持つ一方で、「負けると全てを失い破産を招く」。

 

ダランベール法

・フランスの数学者・物理学者・哲学者のジャン・ル・ロン・ダランベールが開発したと言われる手法。
・近年はこの手法及びバリエーションに人気がある。
・マーチンゲールと異なり、負けた場合には賭け金を1単位だけ増やす（勝った場合は1単位減らす）手法である。
・一度の勝ちでただちに全ての負けを取り返すことはできないが、負け続けてもチップの減りは緩やかになる。
・短期勝負ではなく、長い期間で勝負するのに向いている。

 

 

モンテカルロ法

・数列を用いてベット額を決定する。
・勝負の都度、数列を足したり消したりして、数列にある数が全部無くなるか、1個だけになれば、1サイクル終了になる。
・1,2,3の数列を用いる。
・勝ち：両端の数字2つを消す
・敗け：右に両端の数字を書き足す
・以下の項目は、何回目、数列、<賭け金>、勝敗。

1回目 1,2,3 <1+3> 敗け
2回目 1,2,3,4 <1+4> 敗け
3回目 1,2,3,4,5 <1+5> 敗け
4回目 1,2,3,4,5,6 <1+6> 敗け
5回目 1,2,3,4,5,6,7 <1+7> 敗け
6回目 1,2,3,4,5,6,7,8 <1+8> 勝ち
7回目 3,4,5,6 <3+6> 勝ち
→→→　数が無くなったので終了。
8回目 1,2,3 <1+3> 勝ち
9回目 1,2,3 <1+3> 勝ち
10回目 1,2,3 <1+3> 勝ち
5勝5敗で、損益＋1。

・メリット：リスクとリターンのバランスが取れている。
・デメリット：大きな連敗からの復活に時間がかかる。

 

【引用：必勝オンラインカジノ入門】

 

 

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カジノ How to PLAY How to WIN ブラックジャック必勝法 前田将隆/著

■世界各地のカジノを渡り歩き、ラスベガスの渡航歴数十回の著者が明かすカジノでの知的な遊び方。
◆◆◆　目次　　◆◆◆
１　カジノを知ろう（カジノ＆ホテルはアミューズメント世界のカジノ　ほか）
２　カジノの知的な遊び方（魅力的なカジノゲーム）
３　ブラックジャックで勝つ前田の秘策（ルールと基本戦略（ＢＳ）　ほか）
４　ミスターＭの大冒険（ゲーム解説まとめ）

 

 

ブラックジャック｜関連サイト

・【必勝法！？】ブラックジャック最強のカウンティングアプリ!残り全てのカードを把握!オンラインカジノで完璧なカードカウンティングを実践【BlackJack Counting App】

・ブラックジャック最強のカウンティング解説#1 BET額を上げるタイミングとは？

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・【必勝法ってあるの??!!】ブラックジャック必勝法のマーチンゲール法を試してみた【ブラックジャック実践】

 

 

カジノ情報

トランプ製品

■バイスクル
アメリカ合衆国のU.Sプレイング・カード社によって製造されているトランプのブランド。U.Sプレイング・カード社は世界最大のトランプの売り上げがある。その中でもバイスクルが売り上げトップ。名称は自転車（英語で bicycle）に由来する。
ジョーカーには自転車に乗ったキングが描かれている点に特徴がある。
カード表面に独特な加工（エンボス加工とも言われる。プラスチック製のものは施されていない）が施されており、とても滑りが良く、リボンスプレッド（テーブル上などにトランプを直線状、または弧状に広げること）がやりやすい。そのため、マジシャンに好んで使用されている。

カードデッキ

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