麻雀署名人:菊池寛|日本麻雀連盟初代総裁|著書「第二の接吻」

菊池寛 麻雀著名人
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菊池寛

菊池寛 人物像

・(きくち かん)
・1988年(明治21年)12月26日、香川県高松市生まれ。
京都大学文学部卒業
1929年(昭和4年)、日本麻雀連盟初代総裁
・著書「父帰る」、「恩讐の彼方に」、「第二の接吻」、「真珠夫人」
・芥川龍之介、久米正雄らと「新思潮」創刊
「文藝春秋」創刊
「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」設立
大映(リンクは大映クラシックス)初代社長

 

菊池寛 麻雀大観

■著者名: 菊池寛・久米正雄ほか(編)
■出版元:春陽堂
■刊行年:昭和5年
■サイズ:A5判、18~20頁
■古本で流通する場合有り。
麻雀大観

 

菊池寛 全集72作品 「恩讐の彼方に」他

菊池寛の傑作72作品を掲載
人生経験や人生観を重視した作品を多く残した。

大衆維新史読本 池田屋襲撃
仇討禁止令
仇討三態
芥川の事ども
アラビヤンナイト
姉川合戦
青木の出京
ある抗議書
ある恋の話
奉行と人相学
父帰る
大力物語
易と手相
M侯爵と写真師
義民甚兵衛
極楽
碁の手直り表
碧蹄館の戦
入れ札
厳島合戦

川中島合戦
吉良上野の立場
勲章を貰う話
身投げ救助業
三浦右衛門の最後
無名作家の日記
長篠合戦
納豆合戦
二千六百年史抄
小田原陣
桶狭間合戦
屋上の狂人
恩を返す話
応仁の乱
女強盗
恩讐の彼方に
大阪夏之陣
大島が出来る話
蘭学事始
乱世
真田幸村
差押へられる話
世評(一幕二場)
船医の立場
志賀直哉氏の作品
四条畷の戦
島原の乱
島原心中
真珠夫人
賤ヶ岳合戦
勝負事
「小学生全集」について
小学生全集に就て(再び)
将棋
小説家たらんとする青年に与う
俊寛
出世
田原坂合戦
忠直卿行状記
貞操問答
鳥羽伏見の戦
藤十郎の恋
我が馬券哲学
若杉裁判長
私の日常道徳
山崎合戦
ゼラール中尉


 

著書 「真珠夫人」 【電子書籍】

信一郎は乗合自動車で事故にあい、瀕死の青年から腕時計を託される。返すべきひとは、死に際に口走った「瑠璃子」という女性。帰京後探し当てた瑠璃子は真珠のように美しく、孔雀のように微笑み、自分のサロンに集う男たちを弄ぶ妖婦だった。かつて父の名誉を守るため、没落しかけた家を救うため、将来を誓った恋人・直也と別れて、新興成金の荘田勝平の妻となった瑠璃子には、運命に翻弄された過酷な過去があり──。TVドラマ化され、話題を呼んだ大河ロマン小説。



 


 

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著書「第二の接吻」 「麻雀」の記載有り

著書「第二の接吻」 青空文庫

青空文庫|菊池寛|第二の接吻

山内倭文子は孤児の身を政治家川辺宗太郎の手許に引取られ、そして長じた。同じく父なき後の一切の面倒を川辺に見てもらった青年村川貞夫との間に恋が芽生えたのは、似通よった境遇のゆえだろうか。彼らの恋を妨げるのは川辺の一人娘京子だった。彼女は村川が好きであり、彼との結婚は川辺も承知している。京子の策略で、倭文子は村川の会社の上役宮田と無理強いに見合いさせられることになった。一方京子はある夜、庭のあずまやの暗がりで突然、村川の唇を奪う。純情な彼はそれ以来、倭文子に触れることを後めたくかんじた。さらに京子は、村川宛のタイピスト松井よし枝の恋文を倭文子に見せつける。村川はそのウソをあばいたが、逆に前夜の接吻の件をあばかれて立場をなくした。若い恋人同志はうちのめされてしまった。

著書「第二の接吻」 抜粋

そうですか。じゃ、早速さっそく一ゲームなさいませんか。」
「ええ。けっこうですわ。倭文子さん麻雀なさらない。」
倭文子は、遊技が嫌いであった。麻雀なども、美智子や、宗三にすすめられるので仕方なしに牌はいを手にしているものの、興味はちっとも感じられないのであった。
だが、今四人の群で、四人なければ出来ない遊技に、彼女一人ぬけることは、許されなかった。
「ええ。」
彼女は、低く小さい声でうなずいた。
牌は、方形に並べられた。最初の荘家おやには、京子がなった。方形に並べられた牌の中から、一度に四枚ずつめいめいの牌を取った。
荘家おやの京子が、最初に九萬きゅうまんとかいた牌を捨てた。
「九萬。」彼女は勢いよくいった。
「吃う。」
そういって、横にいた宮田が、その牌を取り上げると、自分の持っている牌の中から、
「東風とんふう。」
と叫びながら、「東風」とかいた牌を手早く捨てた。

「ぽん。」
宮田が、「東風」を捨てるのを見ると、京子はとっさに叫んだ。
「おや。おや。あなたの風ふうですねぇ。こいつは、少々まいった。」
宮田がいった。
「一筒いいとん。」
そういって、京子は「東風」を取った代りに青と赤のうずまきをたった一つかいた牌を捨てた。
次の宮田は、方形に並べた牌の中から、一つ取り上げてそれを手駒の牌と見比べてから「北風ぺいふう」と叫んで、北風と書いた牌を捨てた。
「南風。」
今井が、叫んで「南風」を捨てた。
倭文子は、心が少しも落着かず、手駒の十三枚の牌をどんなに配列して戦うべきかさえわからなかった。彼女が、まごまごしていると、
「倭文子さん。お早く!」
と、京子に注意されたので、あわてて、
「發はつ。」
といって、白い板に緑で「發」とかいた役札を捨てたが、
「ぽん。」
といって、宮田がそれを取った。
ゲームは、こうして進んだ。最初の一回は、京子が上りを占めて勝った。次は、今井、その次は宮田だった。こうして、一ラウンド近くなるにつれ、京子はよく戦い、今井と宮田とを圧倒するほどだった。荘家おやで勝つと、いつまでも荘家おやをつづけられるのだが、京子は荘家おやで三回も勝ちつづけ、連荘れんちゃんの名誉をほしいままにした。
「おどろいたね。こいつは、頭がいい。これほど京子さんがうまいとは思わなかった。」
今井がいった。
「なかなか玄人くろうとですね。ちっとも大役をねらわずに、上りばかりを心がけているなんて。どうして心得たものだ。」
宮田が、感歎した。

 

 

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