ボードゲーム|モノポリー
【モノポリー(monopoly)は、20世紀初頭にアメリカ合衆国で生まれた】
ゲームの流れ
・モノポリー(monopoly)は、プレイヤーは双六の要領で盤上を周回しながら他プレイヤーと盤上の不動産を取引することにより同一グループを揃える。
・土地は全部で22か所、鉄道は4か所、公共会社である電力会社と水道会社が各1か所ある。
・家やホテルを建設することで他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収して資産を増やす。
・最終的に、他のプレイヤーを全て破産させることを目的とする。
・英語のmonopolyは、独占という意味。
・バンカー(銀行係)は、ゲームにおける紙幣や権利書、家、ホテルなど、プレーヤー間以外での現金の支払いや受け取りを行う。バンカーは、競売人も兼ねる。
サイコロ
・2つのサイコロを同時に振り、出た目の数だけコマを進める。
・ゾロ目が出た場合、サイコロの目だけ進んで、マスの指示に従った後、もう一度サイコロを振り出た目の数だけコマを進める。
・3回連続でゾロ目が出たときは、3回目の移動をする前に刑務所へ行く。
マスに止まった場合
・権利書のマスに止まったとき、まだ誰も買っていない場合、買うことができる。不要な場合や資金不足で買えない場合、競売になる。
・競売は、全てのプレイヤーが参加できる。
・止まったマスの権利書を、既に他のプレイヤーが所有している場合、権利書に書かれているレンタル料を支払う。このレンタル料が払えない場合、破産になる。
参考サイト
・日本モノポリー協会ブログ
・フクハナのボードゲーム紹介:No.438『モノポリー』
・モノポリーの遊び方
・実は違った!?モノポリーの正しいルールを徹底紹介
・東海モノポリークラブ(TMC)
・モノポリーWiki
建物、鉄道、公共会社
家、ホテル
家やホテルを買う
・家は、一か所につき、4軒建てれる。同じカラーの土地に平均して家を建てなければならない。まず1つだけ建てる時は、どの土地に建ててもかまわない。2つ目以降建てる時は、家の建てていない所に建てなければならない。
・ホテルは、プレイヤーが同色の土地すべてに4つずつ家を建てている場合、家が4軒建っている土地に1つだけ建てれる。
・家32軒、ホテル12軒で、無くなれば競売で手に入れる。
家やホテルを売る
・家は、権利書に書いてある建設費の半額で銀行に売れる。
・ホテルは、家5軒分で銀行に売れる。
・原則、1軒のホテルを4軒以下の家に戻して売れない。ただし、そのカラーグループにある家の数の範囲内で家を残せる。
・「家4軒、家4軒、ホテル1軒」と建っているカラーグループのホテル1軒を売却して、「家2軒、家3軒、家3軒」にできる。
鉄道
鉄道を買う
・鉄道は4か所ある。
・投資費用がかかりすぎる割りに収入が少ない。
・現金の少ないプレーヤーにとっては脅威となる。
鉄道を売る
・カラーグループを独占していれば、鉄道は売却して家の建設資金にあてるべき。
公共会社|電力会社と水道会社
電力会社や水道会社を買う
・公共会社である電力会社と水道会社が各1か所ある。
・サイコロの目の数だけ進んで公共会社に止まった場合、その際のサイコロの目でレンタル料を計算する。チャンスカードで公共会社に来た場合、レンタル料を決めるためにもう1度サイコロを振る。
・安く揃えれるため、序盤で投資効率がよい。
・最大2マスしか無いため、プレイヤーの止まる確率が非常に低い。
・収益は出目次第で不安定。
・2つ買えなければ意味が無い。
電力会社や水道会社を売る
・早い時期に売れば、現金が手に入り有効活用できる。
刑務所
刑務所へ行かない時
・本来のコースで「刑務所」に止まった場合、「見学中」になり、次の順番が回ってきたらサイコロを振って続行できる。
刑務所へ行く時
・「刑務所へ入れ」のマスに止まった場合、「刑務所」へ行く。
・「刑務所へ行く」のカードを引いた場合、「刑務所」へ行く。
・ 連続して3度ゾロ目を出した場合、「刑務所」へ行く。
刑務所に入っている時
・$200のサラリーは受け取れない。
・レンタル料の徴収や所有物の売買はできる。
刑務所から出る時
・順番が回ってきたら、サイコロを振る前に$50を支払えば、無条件に出れる。
・順番が3回まわってくる間にゾロ目を出した時。ゾロ目を出すことに成功した時は、
ただちにそのサイコロの目の数だけ進める。ただし、通常のゾロ目を出した時の、もう一度振れる権利は無い。
・3回ゾロ目が出なかった時は、$50を支払って出る。
・「刑務所から釈放」のカードを持っていれば、次の順番でこのカードを提示すれば、出れる。サイコロの振り出た目の数にしたがって進む。カードは裏返してカードの山の一番下に戻しておく。
・ 他のプレイヤーから「刑務所から釈放」のカードを買って、このカードを提示すれば、出れる。サイコロの振り出た目の数にしたがって進む。カードは裏返してカードの山の一番下に戻しておく。
カード
チャンスカード
・チャンスカード(クエスチョンマーク)は、駒の移動を指示するものが多い。
・16枚。
共同基金カード
・共同基金カード(宝箱の絵)は、金銭に関するものが多い。
・16枚。
権利書
権利書の競売
・権利書について、プレイヤーが所有者のいない土地や会社のマスに止まって権利書を購入できる状態になったときに、そのプレイヤーが購入を拒否、または購入が不可能な場合は、その権利書は銀行によって競売が行われる。
・競売の進行はバンカーが行う。
・競売の開始価格は$1からとし、プレイヤーは$1以上かつ$1単位で値段を提示し吊り上げていくことができる。提示する値段は権利書の本来の値段であるかは問わない。
・ただし、時間短縮のため、日本の公式大会などでは競売の開始価格は$10から、プレイヤーは$10以上かつ$10単位の値段を提示し吊り上げていくこととしている。
・権利書を購入しなかったプレイヤーも競売に参加できる。
・権利書は最終的に最も高い値段を提示したプレイヤーが現金で購入する。
権利書の抵当
・表向きの権利書を抵当に入れることで、銀行から額面の半額のお金を借りれる。
・目印として、権利書は裏向きにする。
・抵当に入っている権利書の土地は、レンタル料をもらえない。
・その権利書が所属しているカラーグループには家を建てれない。
・借りたお金に10%の利息をつけた金額を銀行に返すと権利書を表向きにできる。
・抵当に入った権利書も交渉できる。
・権利書をもらった相手は、額面の半額に10%の利息をつけてお金を返せば、表向きにできる。
独占
・同じカラーの権利書を独占すると、何も建てていないときのレンタル料が2倍になる。
・カラーグループの権利書が全て抵当に入っていない場合、建設費を支払って、土地に家やホテルを建設できる。
・家を建設すると、レンタル料を上げることができる。
交渉、仮破産、破産
交渉
・順番と順番の間に、全てのプレイヤーは他のプレイヤーと交渉できる。ただし、誰かがゾロ目を出して2回目、3回目のサイコロを振る前は交渉できない。
・交渉できることは、お金や権利書の売買や交換です。ただし、お金の貸し借りや、単なる資金援助、単なる支援は、交渉できない。
仮破産
・仮破産は、他のプレーヤーとの交渉を行わずに手持ちの資産で負債を支払えない状態。
・仮破産の際、1人のプレーヤーからの提示では破産を免れることができない場合、債権者以外の複数プレーヤーと同時並行で交渉できる。救済が確定した時点で、1対1交渉の負債交渉に移行する。
・救済提示があった場合、自ら破産を選択できない。
破産
・債権者以外のプレーヤーから救済される交渉条件の提示を受けられなかった場合や、救済を求めるための現金以外の資産がない場合、破産となる。
・破産したプレイヤーはゲームから抜ける。最後まで残ったプレイヤーの勝ちとなる。
戦術
資産別の戦術
資産が多い場合の戦術
・レッドなどを9軒ほど建てた後、ホテルを目指すのではなく、違うカラーグループの追加経営を目指したり、鉄道を抑える。
資産が少ない場合の戦術
・経営資源を1か所に集中して投資する。
・資産が多いプレイヤーから、1か所から多額の支払いをさせ、権利書を売らせて資産を減らせるようにする。
様々な戦術
先手必勝で、家を購入する
・他のプレイヤーが反撃する手段を持っていない状態で、先手必勝で、家を購入する。
・家を建てていないプレイヤー間で交渉が成立しづらい。
・全員が家を建てようにも売り切れているカラーグループが足りないため、誰かが家を建てるのを我慢しなければ成立できないため。
普通に、暖色系で経営する
・暖色は、オレンジ、レッド、イエロー。
・オレンジのカラーグループは、刑務所から「6、8、9」マス目にあるため止まる頻度が高い上に、土地価格も比較的安く、投資の割に他のプレイヤーから高額のレンタル料を取れる。
・オレンジの次に効率が良いのはレッド。
・普通に勝ち切ることができる。
・オレンジ、レッド、イエローを5~7軒程度で始め、収入があったら、9軒を目指す。
一気にプレイヤーを破産させる、ダークブルーで経営する
・ダークブルーを3、4軒で始めて、1回レンタル料をもらって5軒目を建てるか、最初の交渉で5軒の条件で始める。
・ダークブルーで勝つには、5軒目が重要。
・マスが2つしかなく、運の要素が大きい。
鉄道で稼ぎ、その後で家を建てる
・他のプレイヤーに先にカラーグループを経営させる一方、鉄道に集中する。
・鉄道でお金を稼ぎ、その後で、稼いだお金で家を建てていく。
・鉄道は現金で買うと、投資費用がかかりすぎる割りに、収入が少ない。
・基本的に、鉄道は相手から買わずに、権利書の交換や仮破産の代価として鉄道をもらう。
最初に軽めの色で稼ぎ、その後で暖色系に経営を転換する
・最初に軽めの色で経営するため、他のカラーグループの権利書を1枚以上握った状態で経営させてもらう。
・暖色系で先行していた他のプレイヤーが、家を崩してしまった時などに、貯めていたお金や権利書を交渉材料に、暖色系に転換する。
・タイミングを見計らい、状況に応じた魅力的な条件を提示するべき。
商品|モノポリー
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