- 田渕直也
- ファイナンス理論全史
- ファイナンス理論全史で紹介している理論の関連書籍
- バートン・マルキール|ウォール街のランダムウォーカー
- エドワード・ソープ|ディーラーをやっつけろ!
- エドワード・ソープ|天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す 上下合本版――偶然を支配した男のギャンブルと投資の戦略
- LTCM伝説: 怪物ヘッジファンドの栄光と挫折
- インデックス投資|ジョン・C・ボーグル|航路を守れ バンガードとインデックス革命の物語
- インデックス投資|チャールズ・エリス|敗者のゲーム 金融危機を超えて
- ウォーレン・バフェット|史上最強の投資家 ウォーレン・バフェット: 資産1260億ドルへの軌跡
- ナシーム・ニコラス・タレブ|ブラックスワン
- ダニエル・カーネマン|ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?
- メルカリ
- 田渕直也の著作
- 投資の関連記事
田渕直也
経歴
・1985年、一橋大学経済学部卒業。
・日本長期信用銀行(現新生銀行)資金為替部、ロンドン証券現法、金融開発部等で主にデリバティブのトレーディング、ポートフォリオマネジメントに従事。
・2000年、UFJパートナーズ投信(現三菱UFJ投信)債券運用部チーフファンドマネージャーとして、社債やストラクチャード・プロダクトへの投資運用体制を構築。
・不動産ファンド運用会社社長、生命保険会社執行役員を歴任。
・東洋経済新報社『オンライン四季報』にて「儲かる人の投資心得」連載中。日本金融学会員。
・株式会社ミリタス・フィナンシャル・コンサルティング代表取締役
デリバティブ
・デリバティブ(derivative)とは、金融派生商品で、スワップやオプションなどをさす。
・スワップとは、金利や通貨を交換する取引。
・オプションとは、あらかじめ約束した価格で、将来に売ったり買ったりする権利。
・債券や証券(株式や船荷証券、不動産担保証券など)、実物商品や諸権利などの取扱いをおこなう当業者が、実物の将来にわたる価格変動を回避(ヘッジ)するためにおこなう契約の一種。
・原資産の一定割合を証拠金として供託することで、一定幅の価格変動リスクを、他の当業者や当業者以外の市場参加者に譲渡する保険(リスクヘッジ)契約の一種。
・市場で取引される債券・商品には「標準品」「指数」がある。
ポートフォリオ
・ポートフォリオ(Portfolio)とは、金融商品の組み合わせのこと。
・どのような投資信託を購入しようか、株はどの銘柄で何株ほど持つか、などの検討をすること。
・現代ポートフォリオ理論(Modern portfolio theory、MPT)とは、金融資産への投資比率(ポートフォリオ)を決定する理論。1952年にハリー・マーコウィッツが論文発表。投資におけるポートフォリオの収益率の平均 (期待値) と分散のみをコントロールするという特徴がある。
・現代ポートフォリオ理論から発展した資産価格決定モデルとして、資本資産価格モデル(capital asset pricing model、CAPM)がある。
アセットアロケーション
・アセットアロケーション(資産配分)とは、投資家のリスク許容度、目標、時間軸に応じて、ポートフォリオ内の各資産の割合を調整して、リスクとリターンのバランスを取ろうとする投資戦略。
・ポートフォリオの多様化により、全体の期待収益の変動が抑えられるため、リスクが低減される。
ファイナンス理論全史
ファイナンス理論全史
■投資のリスクと利回り(リターン)や、投資対象の価値や価格を、統計学的にわりだす現代ファイナンス理論。
■主要理論を発見したキーパーソンの人となりやバックボーンにまつわるエピソードをひもときつつ、それらの理論のポイントをわかりやすく解説し、どのように役立てればよいのかヒントをくれる投資読み物。
内容
・発売日:2017年12月15日
・著者:田渕直也
・出版社:ダイヤモンド社
・以下の「ランダムウォーク理論」以降は、『ファイナンス理論全史』で紹介された理論や関連書籍を掲載したもの。
感想
・過去の投資理論を紹介し、投資商品のランダムウォークを肯定する立場でなく、人間の心理面に着目し、行動経済学を取り入れた考え方を紹介している。
・確率にも言及しており、絶対確実な予想を否定し、高い確率を計算しつつ、リスクを考えている。隕石衝突で地球が滅亡する確率はゼロでないが、そのリスクを計算しても無意味であることを示唆している。投資に絶対は無い。あらゆるリスクを取らないことは、結局何もできなくなり、それ自体が投資で資産拡大する機会を喪失するリスクになる。
・正規分布図と現実との乖離の説明があり、参考になった。
ファイナンス理論全史で紹介している理論の関連書籍
バートン・マルキール|ウォール街のランダムウォーカー
■ランダムウォーク理論を解説。
・大勢の参加者が市場に参加し、売り手と買い手が釣り合うところで、価格を形成する。
・そこから価格が上がるか、下がるかは五分五分で、ランダムな動きになる。
・確率の計算はできるが、将来の価格を断定的に予測できない。
・参考記事:「投資|関連書籍 相場の神様本間宗久翁秘録、敗者のゲーム他」
エドワード・ソープ|ディーラーをやっつけろ!
■カリフォルニア大学アーバイン校のエドワード・O・ソープ教授は、カード・カウンティングというブラックジャック必勝法を考案し、実際にカジノに出かけて大金を得た。
■カード・カウンティングは、ブラックジャックでカードをカウントすること。
■カードをカウントし、カードデッキに「10」が多く残っていると、親は16まで引かなければならないので、バーストする確率が大きくなる。つまり、プレイヤー有利になる。この時に大きく賭けることにより、勝つ確率を上げていった。
・参考記事:「ブラックジャック:ブラックジャック全般」
エドワード・ソープ|天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す 上下合本版――偶然を支配した男のギャンブルと投資の戦略
■ブラックジャック必勝法のカード・カウンティングを考案するだけでなく、オプション投資の「ブラック=ショールズ・モデル」をブラックとショールズより先に考案した「クオンツの始祖」の破天荒すぎる人生。
■成毛眞氏、山崎元氏、ナシーム・ニコラス・タレブ絶賛。
LTCM伝説: 怪物ヘッジファンドの栄光と挫折
■天才たちによって創設され驚異的な利益を上げたLTCMはなぜ崩壊したのか。
■危機を回避するために構築されたリスク管理システムそれ自体により起こった金融危機とは、そして丸裸に解き明かされるLTCM破綻の真実とは何か。
■ブラック=ショールズ・モデルは、フィッシャー・ブラックとマイロン・ショールズが研究したオプションの価格理論。
■1994年、ソロモン・ブラザーズの元トレーダーであるジョン・メリウェザーは、LTCMというヘッジファンドを設立した。ノーベル賞受賞のマイロン・ショールズとロバート・マートンもメンバーに参加していた。
■債券を中心に割高のものを売り、割安のものを買って、レバレッジをきかせて売買をし、当初は好調であった。
■1998年8月、ロシア債務危機が発生してデフォルトになった。リスクの高い商品からリスクの低い商品へのシフトが拡大した。リスクの高い取引をし、レバレッジを高めていたLTCMは破綻した。
インデックス投資|ジョン・C・ボーグル|航路を守れ バンガードとインデックス革命の物語
■市場のから騒ぎに振り回されるな!世界を一変させた「インデックス・ファンドの父」が最後に書き遺した、苦難の歴史と揺るぎなき信念。
■1975年、インデックスファンドをメインにした運用会社バンガードを設立。
インデックス投資|チャールズ・エリス|敗者のゲーム 金融危機を超えて
■ミスをした回数が少ない方が勝てるインデックスファンドへの投資を推奨。
■長時間保有し続ければ、必ず株価は上がるし、短期間で売買を繰り返せば、手数料を取られるだけに終わる。
・参考記事:「投資|関連書籍 相場の神様本間宗久翁秘録、敗者のゲーム他」
ウォーレン・バフェット|史上最強の投資家 ウォーレン・バフェット: 資産1260億ドルへの軌跡
■「他人が貪欲なときに恐れ、他人が恐怖に駆られているときに貪欲になれ」生い立ち、師と盟友、投資手法、バークシャー・ハサウェイでの投資実績
■バフェットのすべてがこの一冊でわかる。
■優良企業への長期投資。不景気でも需要が無くならない消費財市場でブランドを築いた超優良企業が対象。
■金融危機が発生し、超優良企業も含めて市場が一斉に売られる状況で、株を買い増していく。
ナシーム・ニコラス・タレブ|ブラックスワン
■人間の思考プロセスに潜む根本的な欠陥を、不確実性やリスクとの関係から明らかにして、経済・金融関係者の話題をさらった。
■2008年に「サブプライムローン危機」が発生すると、「誰一人予想もしなかったインパクトのある事象」が起こる原因を原理的に明らかにした書として、全米で150万部超の大ヒットを記録した。
■「ブラック・スワン(黒い白鳥)」とは何か。昔の西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。
ダニエル・カーネマン|ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?
■ファスト(速い思考=直観や感情)とスロー(遅い思考=熟慮や論理)について記載。直観や感情でどれだけ不合理な意思決定をしているか。
■プロスペクト理論(prospect theory)とは、不確実性下における意思決定モデルの一つ。選択の結果得られる利益もしくは被る損害および、それら確率が既知の状況下において、人がどのような選択をするか記述するモデルである。行動経済学における代表的な成果である。
■ケースA:50%の確率で何ももらえないか、残りの50%の確率で100ドルもらえる。ケースB:確実に50ドルもらえる。ケースC:50%の確率で損をしないか、残りの50%の確率で100ドル損する。ケースD:確実に50ドル損する。ケースAとケースBなら、ケースBを選択する人が多い。一方、ケースCとケースDなら、ケースCを選択する人が多い。
■利益を得られる局面では、確実性の高い選択肢を好む。損失を被る局面では、確実性よりも賭博性の高い選択肢を好む。
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・エドワード・ソープ|ディーラーをやっつけろ!
・エドワード・ソープ|天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す
・LTCM伝説: 怪物ヘッジファンドの栄光と挫折
・ジョン・C・ボーグル|航路を守れ バンガードとインデックス革命の物語
・チャールズ・エリス|敗者のゲーム 金融危機を超えて
・ウォーレン・バフェット|史上最強の投資家 ウォーレン・バフェット: 資産1260億ドルへの軌跡
・ナシーム・ニコラス・タレブ|ブラックスワン
・ダニエル・カーネマン|ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?
田渕直也の著作
新版 金融の基本 この1冊ですべてわかる
■銀行、保険、証券など、金融にかかわる仕事についた5年目ぐらいまでのビジネスパースンが、仕事に必要な金融の基本知識を得るとともに、仕事への取り組み方のスタンスを深めてステップアップするのに大いに役立つ本。
図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて
■テクニカル分析(チャート分析)やファンダメンタル分析(証券分析、経済分析)で、現実の「市場」はそう教科書どおりにうまくいくものではありません。
■その一つは市場は読めないものとする「ランダムウォーク理論」であり、もう一つは市場参加者の意志から市場の動きを分析できるとする「行動ファイナンス理論」です。
「不確実性」超入門
■「想定外」が避けられないなら、私たちはどう備えればいいのか。
■リスクと向き合い続ける金融市場のプロが、不確実性の本質とそれに対処するための方法論を、幅広い事例とともに解説。
教養としての「金利」
■金利の意義、しくみ、歴史的背景などが深くわかる。
■世界的に広がっていた金融緩和政策がにわかに転換の兆しをみせ、米国の利上げや日銀の出口政策にも注目が集まっているなか、金利について学ぶことは金融の基本ともいえる。
■そして金利を糸口として、広く経済を読み解くこともできる。
金融と投資のための 確率・統計の基本
■金融や投資に関わる確率・統計論の基礎的な概念をわかりやすく解説する本
■金融や投資にまつわる事例をもとに、数式に馴染みのない人にも理解できる記述
■数式で理解したい人のために、定義式などについてもそれぞれの章の最後で解説
この1冊ですべてわかる デリバティブの基本
■現代の金融に欠かせないデリバティブの理論と実務を橋渡しする非常にわかりやすい基本書
■難解な数式も、その成り立ちや意味を言葉や図表で丁寧に解説しているから感覚的にわかる
■LIBOR公表停止に伴う影響など最新の事情を網羅していて実務担当者の仕事にすぐに役立つ
投資と金融にまつわる12の致命的な誤解について
■「チャートはオカルト」「円高円安は国力を反映する」「勝率を上げれば投資は儲かる」などの投資初心者が陥りがちな誤解をときながら、株式・為替・債権という金融市場の全体像とつながりを今までにない形で解説。
■「市場」とは何か?市場を動かす「期待」と「信用」とは? という金融の深淵までを示そうとする意欲作。
確率論的思考 金融市場のプロが教える最後に勝つための哲学
■常に白か黒かの回答を求める「二元論」、結果でしか判断しない「結果論」、失敗を常に個人の努力不足に求める「努力万能論」。
■危険性・デメリットの多い「非」確率論的思考とは対極に位置するのが「確率論的思考」。世界は不確実であるという前提に立ち、物事を確率論的に捉える考え方である。
■金融市場だけでなく、歴史、科学、進化論、社会心理学、著名企業の実例など、様々なエピソードをもとに「物事の本質は確率であり、世界は不確実性に支配されている」ことを示す。
ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略
■投資の「長期・分散」は真理なのか。
■「ランダムウォーク」と表現される株式相場で収益を得るには、数多くの銘柄を分散して長期で保有しているだけでよい、とされている。それを超えた収益機会をどうつかめばよいのか。その思考法と戦略のヒントを示す。
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